教育資金はどうするの?基礎の基礎教えます

ライフプランを考える上で、教育費の準備はとても重要です。お金のかかる時期に向けて、教育資金をどのように用意するのかを紹介します。

ライフプランは教育資金を優先

ライフプランのお金を考える際、最初の大きな支出は教育資金です。教育資金は住宅資金・老後資金と並んで、人生の3大支出と言われます。いずれも多額の資金となり、一度に準備することのが難しいのでコツコツ貯める必要があります。

さて、その中なかで、教育資金は子供が生まれると、成長にあわせて支出も増えていきます。一番お金が必要なのは大学進学時です。

一番始めに直面するお金の問題と言っていいと思いますが、時間があるので、「いつまでに、いくら貯める」という目標もたてやすいです。

目標をたてるときは、ぜひ夫婦で話し合い、長期的な資金計画の全体像をイメージを共有できるといいですね。

ではその資金は、どのようにためれば良いかについて考えていきます。

王道の学資保険が支持されていた理由

教育資金を準備する方法として、貯金以外に思い付くのものはあります?以前は子供が生まれると「学資保険」が王道でした。返戻率が120%近くあり、もしものときの保障もついているからです。

しかし、近年低金利の影響で返戻金が大幅に減額され、一番良い返戻率の保険でも110%に届きません。また、もう一つのメリットである。保障についても、格安の保険、遺族・障害年金などの公的年金でも代替できるため、これだけでは魅力的とはいえません。

投資という選択

そこで、おすすめしたいのが、“つみたてNISA“です。公的補助のある投資NISAは現在3種類あり、そのなかでも、つみたてNISAは教育資金対策にうってつけです。その理由は長期に積立することでリスクを減らすことができるからです。一時的に、元本割れすることはありますが、長期に持つことでそのリスクは限りなくゼロになります。また、運用益は非課税なので運用効率が良いという税法上のメリットもあります。

例えば積立期間が10年とした場合、毎月2万円ずつ10年間積立投資をした場合の積立累計額は240万円ですが、年率3%ですと279万4828円になります。もっと頑張れれば、つみたて上限額は年間40万円までいけます。しかも非課税期間は20年です。手続きは手間ですが、一度やればその先20年以上お世話してもらえます。

では肝心の商品選びです。つみたてNISAは国の厳しい基準をパスした投資信託しかありません。大きく分けるとアクティブファンドとインデックスファンドです。リスクをなくすなら、信託報酬の安いインデックスファンド一択です。私がやっているSBI証券でも売り上げトップ3はすべてインデックスファンドです。

最後に、資産形成において「途中で止めないこと」が大前提となります。教育無償化は広がってはいますが、あくまで最低限のところだけです。➕αのお金はもちろん必要です。そのためにも1日も早く準備を始めることをおすすめします。